6月22日、仙台市民オンブズマンは宮城県と仙台市に対し、東日本大震災で宮城県内に建設された仮設住宅について、発注業者の選定過程等を示す文書の公開を請求しました。
今回、私たちが宮城県と仙台市に対して情報公開請求をした理由は2つあります。
1つは、建設業者の選定が不透明だからです。現在、宮城県は、建設業者の選定を1つの社団法人に委ねてしまっており、どのような理由で業者が選ばれているのか、全く分かりません。被災者の救済に結びつく業者がしっかりと選定されているのか、検証する必要があります。
2つ目は、完成した仮設住宅の一部から、雨漏りをしていたり、壁のすき間からアリが入り込むといった欠陥が見つかっているからです。仮設住宅の欠陥問題について、県や市はどのような報告を受け、それに対してどのように対処しているのか、あるいは今後どのように対処していくのか、検証する必要があります。
仙台市民オンブズマンは、今回開示された情報を元に、仮設住宅の建設が本当に宮城県の復興に役に立っているのかを調べたいと考えております。
公文書開示請求書はこちらです。
わたなべ