仙台市民オンブズマン|市民による行政の監視役
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  • 冬の新彊シルクロードの旅(4)
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    バザール
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     旅行の大きな楽しみの一つはバザール見学である。バザールは市場のことだが、ペルシャ語からきているせいか、特にイスラム圏では市場と言うよりバザールと言った方がそのイメージに合う。ここも中国とはいえイスラム圏であるからやはりバザールという言い方が ぴったりである。どこの田舎町に行っても、幹線の道路沿いや道路から入り込んだ通りにバザールを見かけるし、大きな町に行くと大バザールと言われる大きなバザール地区がある。また、田舎に行くと日曜市とか水曜市とか週一度開かれる野外バザールが開かれたりしている。今回も、いろんなバザールを見学した。
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    観光初日のカシュガルでは町中の日曜大バザールを見た。カシュガルはウルムチと違い、圧倒的にウィグル族の多いシルクロードのオアシス都市である。それだけにバザールでは売り手も買い手もウィグル族、売る物も皆ウィグルの物といった感じで、異国情緒たっぷりで旅人には嬉しい。衣類、鞄、絨毯、楽器、刃物、ドライフルーツ、土産物等々何でも売っている。いささか興奮した気分であちこちと見て回った。おみやげに干しぶどうとトマトのドライフルーツを買ったが安さに驚いた。
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    カシュガルからヤルカンドへの移動の途中、道路脇の広場で開かれていた月曜市で途中下車をした。ここはウィグル族だけの村のバザールで、主に日用雑貨や日用衣類や野菜などが中心であった。四方どこを見渡しても地平線という大田舎のバザールは真にのどかで昔懐かしさが漂っている。私はここで孫のヒヨチャンと仁平君の土産に手編みの毛糸の帽子を言い値で買った。ちなみに、ここは白菜は8㎏で5元、トマトは1㎏で1元(14円)という世界であり、値引き交渉をする気にはなれない。
    ホータンからタクラマカン砂漠を越えてクチャに至る途中のチマン村の水曜市にも偶然出会い、ここでも途中下車。ここは、前の村よりは規模も大きく人もロバも多くこれぞバザールという感じで賑わったいた。ここではナンをおみやげに買い、羊のシシケバブを1本買い旅を味わった。

    仙台市民オンブズマン

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