仙台市民オンブズマンは、平成21年6月3日、この仙台市議会費用弁償について住民監査請求を申し立てていましたが,昨日の7月30日,仙台市監査委員はこれを棄却しました。
監査結果はこちら→仙台市監査結果 通知文(市議会議員費用弁償)090730.pdf
そこで,オンブズマンは次のとおりコメントを発表しました。
そごう
<コメント>
監査委員は昨年の監査結果同様,議会の裁量判断を理由にオンブズマンの主張を却けてる。しかし,平成21年2月20日の札幌高裁によって費用弁償について,新判断がなされている。よって,本来であれば,札幌高裁の判断を踏まえて,監査委員自らが 説得力ある理由を付けて結論を出すべきであった。しかし,監査委員は札幌高裁判決の指摘した問題点(費用に限定すべきこと,費用の額も具体的に検討し証明すべきこと)を一顧だにせず,同判決が確定せず係争中であるとの形式的理由でこの考えを否定した。
監査委員は昨年の監査結果同様,議会の裁量判断を理由にオンブズマンの主張を却けてる。しかし,平成21年2月20日の札幌高裁によって費用弁償について,新判断がなされている。よって,本来であれば,札幌高裁の判断を踏まえて,監査委員自らが 説得力ある理由を付けて結論を出すべきであった。しかし,監査委員は札幌高裁判決の指摘した問題点(費用に限定すべきこと,費用の額も具体的に検討し証明すべきこと)を一顧だにせず,同判決が確定せず係争中であるとの形式的理由でこの考えを否定した。
また,監査委員は,交通費だけでなく日当や事務経費という曖昧なものを無批判に認めている。仮に,これらを含めるにしても,1万円では実費の3倍以上となっていると指摘する札幌高裁の判断をも全く無視している。
なお,監査委員も「意見」として,議会自らが費用弁償のあり方について検討するよう促しているが,議会には自浄能力がないと言わざるを得ない。
オンブズマンとしては,住民訴訟を提起する予定であるが,8月24日の例会で正式決定したい。
なお,監査委員も「意見」として,議会自らが費用弁償のあり方について検討するよう促しているが,議会には自浄能力がないと言わざるを得ない。
オンブズマンとしては,住民訴訟を提起する予定であるが,8月24日の例会で正式決定したい。