1 はじめに
令和元年7月6日,7日に,山形市で北海道・東北オンブズマンネットワーク集会が開催されました。今回,仙台市民オンブズマンからは合計8名のメンバーが参加しました。
2 パネルディスカッション
1日目は,遊学館において,「なぜ住民は闘うのか」と題したパネルディスカッションが行われました。市民オンブズマン山形県会議で取り組んでいる,長井市みずはの郷宅地分譲訴訟,最上小国川ダム建設差止住民訴訟,情報不開示処分取消訴訟,天童市損害賠償請求住民訴訟住民訴訟等の原告になられた方4名がパネリストとなって,各訴訟についての報告と,意見交換がなされました。
さらに,夕方から行われた懇親会においても,オンブズマン活動についてのざっくばらんな話題が飛び交い,非常に盛り上がりました。
3 例会
2日目は,文翔館において,第54回例会が開催され,各地の組織での取り組み状況の報告がありました。札幌では政務調査費の按分割合の基準について手引きに記載があること,青森市議会の情報開示が先進的であること,山形では住民訴訟における原告のなり手探しに困っていることなど,様々なお話が出ました。
仙台市民オンブズマンは,活動全般について渡部雄介弁護士から,地下鉄東西線問題について畠山裕太弁護士から,それぞれ報告させていただきました。
また,仙台市民オンブズマンで検討していた,情報公開条例や政務活動費条例の改正について,個人情報開示につき各県に条例の解釈基準改正を試みる申し入れをすること,会計帳簿等のインターネット公開につき宮城県のような条例を作るように他の県にも申し入れをすることが,承認されました。
4 おわりに
今回も,各地の取り組みについて学びつつ,各地の方々と交流を深めることができたので,非常に充実した集会となりました。
次回例会は,令和元年11月30日に仙台で行われることになりましたので,興味を持たれた皆様は,ぜひ,ご参加ください。