1 はじめに
令和元年7月6日,7日に,山形市で北海道・東北オンブズマンネットワーク集会が開催されました。今回,仙台市民オンブズマンからは合計8名のメンバーが参加しました。
(さらに…)
12月1日、2日に宇都宮で北海道・東北市民オンブズマンネットワークの第41回例会が行われました。
1、1日目は、「地方自治法改正で政調費はどうかわるのか?」と題してシンポジウムが開催されました。
シンポジウムでは、まず、上脇博之(かみわきひろし)神戸学院大学法科大学院教授による講演が行われました。この中で、これまで違法とされた政務調査費の支出を合法化するために改正されたのではないかという疑念もあるものの、「議会等の活性化」のためという本質は変わらないはずであり、政務活動費を充てることができる経費の範囲は条例で定めることとされているので、今後は、各議会が定める条例で経費の範囲を拡大させないこと、条例制定後も経費の範囲を拡大させない運用をさせることが重要であるという指摘がありました。
講演後のパネルディスカッションでは、地方議会議員が議員報酬、政務調査費、費用弁償、行政委員手当などを合計すると、年間に一体いくら受け取っているのかを調査した結果が発表され、宮城県議会では少なくとも1800万円、仙台市議会でも少なくとも1800万円弱を受け取っていることが報告されました。これらの金額のうち、いずれも420万円が政務調査費ですが、今後、政務活動費となり、形式的には支出範囲が拡大する余地があるとしても、具体的な支出内容を追及することが重要であることや、訴訟等の前段階として議会側への申し入れをし回答を得るというやりとりを繰り返し行っていくことが重要であるという指摘、さらには宮城県で採用されている後払方式が使途拡大の防止に有効ではないかという指摘がなされました。
最後に参加者全員で、政務活動費条例制定に関するアピールを採択しました。
アピール文はこちら
北東ネットアピール121201.pd
f2、2日目は、例会が開催され、各地のオンブズ組織での取組状況について報告いただきました。また、政務活動費に関して、北東ネットに参加しているオンブズ組織が、12月20日に一斉に議長に対して申し入れを行うことになりました。
3、次回北東ネット例会は、仙台市民オンブズマン設立20周年企画に合わせて、来年6月22日、23日に仙台で行われることになりました。地元開催でもありますので、多数御参加いただきますようお願い致します。
吉田
1 6月9日、10日に、札幌で、北海道・東北市民オンブズマンネットワーク(北東ネットと略します。)のシンポジウム・例会が開催されました。
北東ネットは、仙台のほか、札幌、道南(函館)、弘前、青森、岩手、一関、山形、福島、原町、ふたば、いわき、白石、新潟、花輪、栃木の各オンブズマンで組織するネットワークです。北東ネットでは、年に2回、各地持ち回りでシンポジウムと例会を開き、お互いの活動内容等について情報交換、意見交換を行い、その後の各地での活動に反映させています。
2 6月9日のシンポジウムは、「北の大地から議員の政務調査費を問う!」と題して行われました。札幌市民オンブズマンから基調報告がなされ、政務調査費に関する北海道特有の問題点(例えば、自民党会派から政党支部に「調査委託費」として1年間に4445万円が支出されているものの、「調査委託費」の具体的な使途が収支報告書や領収書から全く分からない。)を中心に報告がありました。その後、岡山の光成卓明弁護士に基調講演をいただき、岡山では、毎年、全ての支出を査定し、問題がある支出は全て住民訴訟を起こすことにしている、そのために20ページにわたる支出チェックマニュアルを作成し、膨大な量の領収書等を一般会員に査定してもらっているといった話しがありました。また、各地のオンブズ組織の課題として、北東ネットの連携は別として、近隣のオンブズ組織との連携が不十分ではないかという問題提起もありました。その後、パネルディスカッションが行われ、道南市民オンブズマンの大河内憲司氏から、函館市の事業仕分人として、政務調査費を廃止すると判定した体験、札幌幌大学法学部の浅野一弘教授からは、議会事務局も他の部局と同じ人事異動先の一つに過ぎず、そのため他の部局の問題点を議員に提起することは難しいことから、議会事務局の改革も必要といった話しがありました。
3 6月10日の例会では、各地のオンブズ組織から、取り組み状況や成果を報告いただきました。また、8月25日、26日に弘前で全国大会が行われますが、北東ネットが原発・復興関係の分科会を担当するとともに、復興予算に関する特別報告を行う予定であることから、これまでの準備状況が報告されるとともに、今後の準備について議論がなされました。
4 次回の例会は、2012年12月1日、2日に、宇都宮で開催予定です。
同ネットワーク事務局長 吉田大輔
7月2日、3日に、震災復興資金の使途をテーマにして、北東ネットの例会を開催しました。
市民フォーラムでは、神戸松蔭女子学院大学の池田清教授に、阪神淡路大震災における復興資金の使途についての反省を踏まえ、あるべき震災復興資金の使途について御講演いただきました。
開発・成長を目的とした「創造的復興」(道路、港湾、空港、高層ビル建築など、単に元の状態に戻すのではなく、21世紀の成熟社会に相応しい復興を成し遂げる)ではなく、被災者の住宅・生活と営業、雇用を目的とした「人間復興」であるべきとの指摘がなされました。
今回の例会を通じて、今後の震災復興資金の使途 を検証するための基本的な視点が確認できたと思っています。また、約80名の方々に御参加いただきました。次回は12月10日、11日に盛岡市で開催予定です。テーマは、引き続き、震災復興資金の使途です。上記の基本的視点に基づいて、震災復興資金の使途について検証していく予定です。是非、ご参加下さい。
北海道東北ネットでは、来る7月2日、下記のとおり市民フォーラムを開催します。是非ご参加下さい!
あるべき震災復興資金の使途
~被災者の声は届いているか~
北海道・東北市民オンブズマンネットワーク
市民フォーラム 7・2@仙台
本当の意味で被災者のためになる震災復興資金の使途とは、どのようなものでしょうか。宮城県の震災復興計画には、野村総研が全面的に”支援”するとされています。宮城県や仙台市、岩手県の震災復興計画は、果たして本当に被災者のためになっていくのでしょうか。
阪神淡路大震災の震災復興資金の使途について検証してこられた池田清氏に御講演をいただきながら、阪神淡路大震災の震災復興資金の使途という過去の教訓を活かし、真に被災者のためになる震災復興資金の使途について考え、また、真に被災者のためになる震災復興計画にするためにどうすべきかについて考えていきたいと思います。
◆市民フォーラム◆・・・参加無料・事前予約不要
内容:①講演
池田 清神戸松蔭女子学院大学教授
『被災者支援の震災復興政策とは
~阪神・淡路大震災の教訓~』
②質疑応答等
日時:2011年7月2日(土)
午後1時30分~午後5時 ※午後1時開場
場所:仙台弁護士会館4階大ホール
仙台市青葉区一番町2-9-18
主 催:北海道・東北市民オンブズマンネットワーク
問合先:北海道・東北市民オンブズマンネットワーク事務局
仙台中央法律事務所 弁護士吉田大輔 電話022-227-2291
仙台市民オンブズマンHP http://sendai-ombuds.net/network/
下記のとおり市民フォーラムを開催いたします。
最新の動向をしる絶好の機会です。是非ご参加下さい!
北海道・東北オンブズマンネットワーク
市民フォーラム 6・5@仙台
時給100万円超も!(宮城県労働委員会、仙台市選挙管理委員会等)
その業務実態は?行政委員の『甘い椅子』は住民に何をもたらすのか?
議員の経験を有し、住民の立場から行政委員の報酬問題に鋭く取り組み、大阪高裁平成22年4月27日勝訴判決を獲得された吉原稔弁護士(滋賀弁護士会)をお招きし、≪最新・ここだけ≫のお話をいただき、行政監視・公金支出のあり方を考えたいと思います。
◆市民フォーラム◆・・・・・・・・参加無料・事前予約不要
日 時:2010(平成22)年6月5日(土)
午後2時~午後4時30分頃
※ 開場 午後1時30分
場 所:仙台弁護士会館4階大ホール
仙台市青葉区一番町2-9-18
内 容:① 基調報告・非常勤行政委員報酬ランキング、
② 講演 吉原 稔弁護士
『非常勤行政委員月額報酬問題
~大阪高裁平成22年4月27日勝訴判決の意義、その背景とこれから』
③ 質疑応答等
問合先:弁護士千葉晃平
電話022-713-7791
6月6日(土)・7日(日)、緑鮮やかな弘前市において、北海道・東北・新潟・栃木から80名を超える参加を得て、半年に一度のネットワーク例会(第34回)が開催されました。
市民フォーラム『税金!こったらだ使い方でいいんだが!?~議会政務調査費・費用弁償、非常勤職員の月額報酬を考える~』では、ネットワーク各地の政務調査費への取組・成果等の報告はじめ近時の取組・成果の報告を受け、会場発言・質疑応答を行い、各問題点への切込方や今後の取組について、熱心かつ充実した議論・検討がなされ、また、非常勤特別職員に対しいわゆる『甘い椅子』を与える高額報酬の問題の改善等を求めるアピールが採択されました。
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市民フォーラムアピール090606.pdf
次回は、2009年12月5日(土)・6日(日)に新潟市で開催予定です!市民の方々とともにあるべき行政・議会の姿を考えていきたいと思いますので、皆さまも、是非、ご参加下さい。
ちば
上 弘前城にて記念撮影 下 フォーラム
12月6日(土)・7日(日)、雪舞う山形市において、北海道・東北・新潟・栃木から70名を超える参加を得て、半年に一度のオンブズマン北海道・東北ネットワークの例会が開催されました。
『こんなことで教員採用が!?ー大分からの生の声ー』と題する永井敬三さん(おおいた市民オンブズマン代表)の講演は、マスコミ報道では知ることの出来ない金品教育行政の根の深い問題、真の被害者の存在等々、まさに『生の声』をお話いただき、具体的な資料解説とともに、とても興味深い内容でした。
『政務調査費って!?ー宴会、デジカメ、週刊誌などなどー』では、各地のオンブズマンから政務調査費用の使途の実態などが報告され、『議員の常識』と『市民の常識』のかけ離れた実態が明らかにされるとともに、オンブズマンとしての今後の取組が検討されました。
次回は、2009年6月6日(土)・7日(日)に青森・弘前で開催予定です!
市民の方々とともにあるべき行政・議会の姿を考えていきたいと思いますので、是非、ご予定・ご参加下さい。詳しくは、おってこのブログでお知らせします。
では、幻想的な『銀世界』の山形に感謝し、雪解けの青森・弘前を楽しみにしつつ、失礼します。
事務局長 千葉晃平
事務局 仙台市青葉区中央4-3-28朝市ビル4F 宮城地域自治研究所内 TEL 022-227-9900 FAX 022-227-3267