仙台市民オンブズマン|市民による行政の監視役
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  • 梅原市長のタクシーチケット問題(その2)

    ウソはいけません!。

    今朝の河北新報の1面トップに,「タクシー券50枚譲渡」「会見説明翻す」との見出しが出ましたね。梅原市長は,自分のタクシーチケットを第三者に譲渡して使わせていたことを認めました。でも,その認め方がみっともないですね。報道からして,「梅原市長が東京出張中に仙台でタクシーチケットが使われていておかしいじゃないか」と証拠を突きつけられて,やっと自白したように見えますね。

    梅原市長は「約3年間に50枚前後を第三者に渡した」と認めたようですが,いままではそんな説明は一切していませんでした。いままで隠していた理由について,「自分が主催する会合や有識者,団体との懇談などで出席者に渡したため,チケットを渡した相手への配慮が働いた。」と弁解しているようですが,もし,本当にそうなら,初めからそのように説明すれば足りるはずです。また,本当に準公務なら,チケットを渡した方の何名かは名乗り出ても差し支えないでしょう。ご承諾いただける何名かに名乗り出てもらって,「こういう理由でタクシーチケットを利用させてもらった」と説明したらいかがでしょうか。まさか,1件も説明できないとか,1人も名乗り出られないということはないでしょうね。

    トップが「見つかったら返せばいい」「証拠が見つかってから認めればいい」では,まじめに働いている部下はやってられません。まじめに税金を払っている市民もやってられませんよ。

    梅原市長には猛省と納得のいく説明を求めたいですね。

                                                そごう

    ※河北新報報道による梅原市長との一問一答は以下のとおり

     ―市長が東京に出張し、仙台にいなかった日に市長名のタクシーチケットが使用されていた。
     「誰が使ったか分からないが、管理が適正でなかったのは遺憾に思う」

     ―第三者への譲渡を否定していた。なぜ虚偽の説明をしたのか。
     「自分が主催する会合や有識者、団体との懇談などで出席者に渡したため、相手側への配慮が働いた」

     ―タクシーチケットは「金券」であり、政治家から第三者への提供は道義的に疑問がある。
     「すべて市政執行に伴う公務であり、帰りの足を用立てることは何ら問題ない。仕事の一環だ」

     ―市のルールでは、第三者に交付する場合は相手先の氏名、経路を記入するのが決まりだ。
     「企業では、氏名や経路を記入せずにお客さんに渡している。そんな世間一般の感覚でやったと思う」

     ―市長の弁明が二転三転している。仙台市政への信頼にもかかわる。
     「透明性の確保は守られるべきであり、説明不足だったことは申し訳ない。市民の信頼を損なうのは本意ではなく、指摘を真摯(しんし)に受け止めたい」

     ―原則として、公務であれば公用車を使うべきだとの指摘もある。
     「週末や深夜まで移動で使うことも多い。公用車を拘束するよりはタクシーを使った方が経費節減につながる。私は常に節約を心掛けている」

     

    仙台市民オンブズマン

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