仙台市民オンブズマン|市民による行政の監視役
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  • クラさんの「農」のある暮らし その23

    今年も栗をたくさん収穫しました。

     


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    田舎の家には、子どもの頃から栗の木があり、朝早く拾った実を囲炉裏に埋めて、焼き栗として食べたことを思い起こします。

    この栗の木は枯れてしまい、今は、その後に父が植えた木が3本生い茂っています。私が仙台に出てきてから植えたものですから、樹齢はおそらく30数年というところで、もうかなりの大きさになっています。

    この他にも小さな栗の木が2本ありますが、これは父が亡くなってから私が植えたもので、樹高はまだそんなには高くないのですが、「桃栗3年」の言葉通り、もう立派に実をつけています。

     

    5本の木から収穫した栗は、とても我が家だけでは食べきれません。田舎のご近所など、あちらこちらにおすそ分けをして、自然の恵みを賞味していただいています。

     


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    ところで栗の木といえば、縄文時代の東北では大事な建築用材であり、その実は貴重な食糧資源だったようです。

    そのことを実感したのは、青森の三内丸山遺跡を訪ねたときです。

    だいぶ前に、北海道・東北ネットの青森例会のあとで、小野寺・十河両先生と訪れたのですが、あの復元された巨大な櫓のような建物の柱には、直径1メートルもの栗の巨木が用いられており、遺跡からは栗の実もたくさん発掘されていたのです。

     

    5000年前の縄文人の生活に思いを馳せながら、栗の実を味わうのも一興でしょう。

    仙台市民オンブズマン

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