理由は簡単です。耕作地が狭いために、いつも作付けの優先順位が低かったためです。
ここ数年、庭の片隅の陽があまりよく当たらないところに実験的に作ってみたのですが、収穫量が少なく、甘みもなく、家族の評判もよろしくありませんでした。
今年は、汚名返上とばかり、比較的栽培条件の良い場所に、ベニアズマのツル苗20本ほどを、6月に植え付けました。ジャガイモやサトイモと違って、種芋ではなくツルを植えるのですが、そのツルから地中に伸びた根の肥大化したもの(塊根)が、サツマイモと呼ばれているわけです。
ツルは液肥と降り注ぐ太陽の恵みを受けて四方八方にどんどん広がり、地中の塊根も成長し、10月には収穫の時期を迎えました。
恐る恐る掘り起こしてみると、結構な大きさに成長しており、量もそこそこでした。
お味はいかがかな? ふかし芋もてんぷらも、口に入れてみると、まあまあの甘さ。家族の評価も合格点で、めでたし、めでたし。
さて、10月も末。
大根など、菜園の秋冬野菜たちもだいぶ大きくなってきました。
そして、タマネギの植え付けの時期がやってきました。
ふり返ると、「農」のある暮らしの第1回は、タマネギの植え付けの話しでした。
気の向くままに、思いついたことを書き、身の周りの野菜や木の実などを、1年間にわたって紹介してきましたが、これからはペースを落とし、何か新しい題材が出てきた時に、のんびりと書きつないでいくことにしましょう。