平成24年度宮城県議会議員の政務調査費に関する資料を調査したところ,信じがたい支出が明らかとなりました。自由民主党・県民会議のある議員が,玉串料や初穂料等の名目で支払ったものの一部を,政務調査費から支出していたのです。しかも,その回数は,平成24年4月から平成25年3月までの1年間で,少なくとも合計12回(政務調査費からの支出額は合計6万円)にも及びます。
玉串料,初穂料は,いずれも,神社で執り行う祈祷,神葬祭等で,神様にお供えし,感謝の気持ちを表すために支払う金品とされています。我々市民の一般的な感覚からすれば,神社で納める玉串料や初穂料を,政務調査費として支出することは許されないはずです。
仙台市民オンブズマンとしては,今後,監査請求や訴訟を通じて,同議員の支出が適法な支出と言えるのか,明らかにしていきたいと考えております。