「議会ウォッチャ・仙台」について(1)
司会:タイアップでは美しい仙台を創る会、宮城地域自治研究所の三者で仙台市議会の傍聴をする活動を行なっております。
この「議会ウォッチャ・仙台」が発足したのは今年(2008年)の4月8日です。その目的は、議会の傍聴などを通して、議会・議員を住民の立場から監視、評価し、住民に開かれた、住民の意向の反映される議会をつくりあげることとしています。
それについて皆さんの感想などお聴きしたいと思います。
「議会ウォッチャ・仙台」発会式風景1
L:昨年の11月14日に神奈川県相模原市で「相模原市議会をよくする会」の代表、赤倉昭男氏を講師に議会傍聴の意義や方法などについて勉強を行ないましたが、以来何度か議会傍聴に足を運びました。
実は、私は性格的にも肉体的にも心臓が弱くて(笑い)、市議会の本会議場に行くのに本当に息が上がってしまうんです。エレベータも、市本庁から回らなければならないし、車いすの方だったら大変ですよ。
S:「議会ウォッチャ・仙台」では手始めとして「傍聴者環境づくりのための申し入れ」を、今年の4月16日におこないました。その中に「高齢者、障がい者などが議場にアクセスしやすいように、エレベータの設置など、議場のバリアフリー化を推進すること。」と言うことも入っております。特に車いすでの傍聴が可能なように、8月25日「車椅子用階段昇降機の設置についての申し入れ」をしましたね。
司会者:それについては12月18日付けで、建築基準法適合値を確保出来ないと言うことで、従来通りの、階段を手押し車のように支えて上がり下りするバッテリ式車椅子用階段昇降車で対応する旨回答がありました。
M:4月の申し入れでは、このこと以外にも傍聴席の拡張や配置の改善、会議資料の配布、住所・氏名の記載廃止、写真機、録音機、望遠鏡の使用可など傍聴規制の大幅な緩和などを申し入れていますが・・・。
これは神奈川県の相模原市議会や北海道の福島町議会などで取り組まれつつあると聞いています。
私たちの選んだ市議会議員さんたちが代表者としてどれだけ頑張っているか、きちんと評価するには市議会を傍聴するしかないのではないでしょうか。
その意味で議会事務局は、市民の傍聴環境の整備には「出来ない」ではなく「するにはどうするか」取り組む責務があると思います。
司会者:「議会ウォッチャ・仙台」としてもこの件に関しさらに対応を検討していくことになると思います。
次に、議会・議員さんたちの評価について、お話をして頂きます。