仙台市民オンブズマン|市民による行政の監視役
  • HOME
  • >
  • 新着順
  • 【提訴】仙台市政務調査費(2011年9月分から12年3月分)返還請求

     仙台市民オンブズマンは,5月2日,2011年9月分から12年3月分までの政務調査費(政調費)に違法・不当な支出があるとして,仙台地方裁判所に対し,7会派と11議員を相手に計約1783万6912円の返還を請求するよう奥山恵美子市長に求める訴えを提いたしました。


    返還を求めた会派と金額は以下のとおりです。

      自由民主党・仙台         291万2669円
      市民フォーラム仙台       295万3421円
      復興仙台              520万1986円
      公明党仙台市議団        228万8792円
      社民党仙台市議団       248万6611円
      みんなの党・みんなの仙台   162万8433円
      自由民主党・大泉鉄之助     36万5000円
       ※自由民主党・仙台は議員個人に対する返還請求も含む
     平成22年6月の条例改正により,各会派及び各議員は,政務調査費による支出に関連する領収書その他の支出を証すべき書面の写しを全て提出することが義務づけられております。
     仙台市民オンブズマンとしては,条例改正により,各会派及び各議員による自浄作用が機能し,これまでのような違法不当な政務調費の使い込みはなくなるものと期待しておりました。

     しかし,仙台市民オンブズマンが監査資料を検討した結果,各会派及び各議員の政務調査費の支出には,依然として政党の政治活動,員の後援会活動,議員個人の私的な活動に関する費用等に充てられた違法な支出が多数含まれていることが明らかになりました。

     今後は裁判の中で,支出の内容をより具体的に明らかにし,違法不当な政務調査費の支出に対し,返還を求めていきます。
                               わたなべ

    仙台市・宮城県の非常勤行政委員の月額報酬

     仙台市長は,平成25年2月5日の定例記者会見で,非常勤の行政委員の報酬制度について,区の選挙管理委員会の委員のみ日額制へ移行させ,他の行政委員については月額制を維持するという考えを発表しました。

     

    この発表を受け,仙台市民オンブズマンは,同月12日,仙台市長に対し,すべての非常勤行政委員の報酬制度を日額制とする条例案を作成するよう,緊急の申し入れを行いました。

     

    対応した市の担当者によると,仙台市は各委員に対するヒアリング調査すら行っていないということでした。以前仙台市長は,例外なく見直しを行うと発表したのですが,実際は結論ありきで実質的な検討を行っていないと疑わざるを得ません。我々は仙台市の検討資料の一切を情報公開請求いたしましたので,開示された資料を検討し,今後もこの問題に対処していきたいと思います。

     

    宮城県の状況については,先般,全国の見直し状況が新聞報道され,多くの都道府県では既に日額への見直しがなされているにもかかわらず,宮城県は,未だ見直しがなされていません。

     

    宮城県は,直ちに月額報酬から日額報酬への見直しに着手すべきであり,その検討に際しては,第三者委員会を設置するなどして,市民の意見も反映させるべきです。

     

    なお,宮城県に対し月額報酬差止めを求めている裁判はまだ続いております。今月18日に上告受理申立書を提出しました。

    仙台市・議会機能充実推進会議を傍聴しました。

     平成24年12月26日午後1時から開催された仙台市・議会機能充実推進会議を傍聴ました。

     

     この会議は、地方自治法改正によって、「政務調査費」から改称された「政務活動費」について、仙台市議会としてどのような条例を制定するか検討するための会議です。

     

     政務活動費に関する条例制定の検討過程について、仙台市議会が公開の会議で検討していることは一定の評価はできます。

     しかしながら、傍聴してまず感じるのは、傍聴人に対する配慮のなさです。各会派を代表するする議員の発言は、マイクもなく声も小さいため聞き取りにくく、また配布資料が傍聴人に配られないため、傍聴人は会議の内容は十分に把握できません。

     配付資料を傍聴人に配布するように求めても、「開示請求でお願いしたい。傍聴に徹していただきたい」という返答しかありませんでした。仙台市議会としては、「傍聴させてやっている」という意識なのでしょう。これでは市民に開かれた会議とは到底評価できません。

     

     会議で検討している内容については、政務活動費の「使途基準」と「透明性の確保」とのことですが、これまで要綱等で規定していたところを、全国市議会議長が作成したモデル条例案を参考に議会事務局が条例に書き直し、これについて議員らが意見を述べていました。

     「透明性の確保」については、議長の権限、役割について、「調査」とすべきか「検査」とすべきか等が議論されていたようですが、全く無意味な議論と言う他ありません。

     仙台市議会では、一応、領収書の添付が義務付けられるようになりましたが、平成23年9月分から平成24年3月分までの支出について、オンブズマンで調査したところ、多くの違法不当な支出が確認されました。

     例えば、駐車場代や会議場代等の領収書を添付したとしても、それが何のために支出されたかについては明らかになりません。本当に政務調査活動のために用いられたのか、後援会活動なのか、全くの私的活動なのか、わからないのです。会派・議員が単に報告書に「調査研究」などと書けば、全くチェックされることもなく支出できてしまいます。

     また、調査研究・研修の旅費については、定額が支給されていますので、会派・議員は、報告書に行き先などを書けば領収書が無くとも政務調査費を使えるのです。定額と実費との差額は会派・議員の懐に入ってしまいますし、そもそも何の目的で行ったのかもわかりません。

     実際、某議員は、平成24年3月に2泊3日で熊本県に行きましたが、一日目に某高校や某市役所に行っただけです。しかも訪問の目的も政務調査活動との関連性はなかったようです。

     

     議員らは、このような違法不当な支出についての自覚に欠けるようです。議員らには市民の血税を使わせてもらっているという意識はないのでしょうか。

     次の議会機能充実推進会議は1月16日に開催されるようです。仙台市議会はきちんと次回日程を広報すべきでしょう。

    仙台市民オンブズマン

    【ご注意】仙台市民オンブズマンに情報提供等をいただく前に