猛暑の中を、野菜たちのご機嫌伺いのために、湯沢往復を続けている。
8月に入って、鬼首道路の長いトンネルを抜けて秋田県秋の宮方面に
向けて駆け下りてゆくと、左方向(山形側)の山の斜面が何やら
赤茶けて見える。
え、これってもしかして「ナラ枯れ」?
山形で猛威を振るっていることは、聞いていたが、秋田の内陸にも
押し寄せているとは思いもよらなかった。
半信半疑で、往復のたびに注意深く観察すると、右方向(宮城側)
にも、秋の宮温泉付近の里山にも、点々と「ナラ枯れ」らしきものが
散見される。
次第に拡大しているさまがはっきりわかる。
宮城への侵入も始まっているのかも知れない。
途中の清水でのどを潤しながら、隣人(山形最上の人)に尋ねると、
間違いなく「ナラ枯れ」だと言う。最上は相当ひどい状態らしい。
今が枯死の最盛期らしいから、来週はどこまで広がるのか、心配である。
このまま進むと、秋の紅葉の時期に、美しいはずの山々は無残な姿を
さらすことになるのでは。
環境面への影響も予想され、対策を急がねばとの思いにかられる。
庫山