国道108号線の鬼首道路(宮城県鬼首~秋田県秋ノ宮)は、「人にも自然にもやさしく」をコンセプトにした「エコロード」として整備され、ブナ林など豊富な自然の美しさが、四季を通して、ドライバーの心身を癒やしてくれます。
10月25日の朝、紅葉の進んだエコロードを駆け抜けました。ところどころで車を降り、カメラのシャッターを切りました。あいにく少々靄がかかっており、出来映えがイマイチなのは残念なことでした。
10月26日 庫山
今年も栗をたくさん収穫しました。
田舎の家には、子どもの頃から栗の木があり、朝早く拾った実を囲炉裏に埋めて、焼き栗として食べたことを思い起こします。
この栗の木は枯れてしまい、今は、その後に父が植えた木が3本生い茂っています。私が仙台に出てきてから植えたものですから、樹齢はおそらく30数年というところで、もうかなりの大きさになっています。
この他にも小さな栗の木が2本ありますが、これは父が亡くなってから私が植えたもので、樹高はまだそんなには高くないのですが、「桃栗3年」の言葉通り、もう立派に実をつけています。
5本の木から収穫した栗は、とても我が家だけでは食べきれません。田舎のご近所など、あちらこちらにおすそ分けをして、自然の恵みを賞味していただいています。
ところで栗の木といえば、縄文時代の東北では大事な建築用材であり、その実は貴重な食糧資源だったようです。
そのことを実感したのは、青森の三内丸山遺跡を訪ねたときです。
だいぶ前に、北海道・東北ネットの青森例会のあとで、小野寺・十河両先生と訪れたのですが、あの復元された巨大な櫓のような建物の柱には、直径1メートルもの栗の巨木が用いられており、遺跡からは栗の実もたくさん発掘されていたのです。
5000年前の縄文人の生活に思いを馳せながら、栗の実を味わうのも一興でしょう。
田舎(湯沢)の家の庭には、ナツメの古木があります。
幹の周りは1メートル以上です。おそらく樹齢は100年を優に超えているでしょう。
枯れ枝も目立つようになってきましたが、今でもそれなりの実をつけて、存在感を示しています
ナツメの樹には、いろんな思い出があります。
小学生の頃、学校から帰るとかばんを置いて、ナツメの樹に登り、赤みを帯びて熟した実をポリポリおやつ代わりに食べたものです。最近はほとんど加工用に利用され、生で食べることも少なくなったナツメの実ですが、子どもの空腹を満たしてくれた時代もあったのです。
そうそう、縁側にラジオを置いて、ボリュームを一杯に上げて、水原監督時代のジャイアンツの試合を、ナツメを食べながら樹上で聴いたこともありました。
これも小学生の頃ですが、枝から枝に渡ろうとして足を踏み外し、ものの見事に落下したこともありました。背中を強打し、しばらく呼吸困難に陥り、周りの人々をハラハラさせたことを、昨日のことのように思い起こします。
こうした記憶があるからでしょうか、ナツメには思い入れが強く、自宅の庭にも植えて眺めています。
ナツメの実が赤みを帯びてきました。小枝から実を取って齧ってみました。懐かしいりんごのような味が口一杯に広がります。
幼き日の記憶を紡いでくれるナツメの古木、まだまだ現役で活躍できるよう、見守っていこうと思っています。
仙台の作家 瀬名秀明さん の講演を聴いてきました。
8月29日,30日,岡山大学構内で開催されている標記全国大会に来ています。
今年の東北は、夏らしい日差しの強い日が少なく、朝夕にはすっかり秋の気配が漂い始めています。
秋野菜の種まきの時期になりました。
お盆過ぎから、トウモロコシなど役目を終えた夏野菜の跡地に、とりあえず大根の種を蒔きました。これから順次、実物、葉物の秋野菜を植えていきます。
とは言っても、夏野菜たちもまだまだ元気です。
最近、ゴーヤを緑のカーテンとして学校や家庭のベランダに植え、収穫も楽しもうという向きが増えているようです。
ここ数年、棚を作り、ゴーヤを栽培している私ですが、今年は少し遅めに、余った苗をプランターと発泡スチロールに植えて、軒先に這わせてみました。
ご覧のように、だいぶつるが延びてきました。
また実もつき始めました。
一説には、こんもりと茂ると、室内の気温が数度下がるといいますから、試してみる価値が大いにあるようです。暑さを防ぎ、ゴーヤチャンプルーなどの料理も楽しめるのですから。
8月22日に、だだちゃ豆をはじめて収穫しました。
日照不足の影響が心配されましたが、味も香りもまあまあでした。
やはり、ビールとの相性は最高です。
7月も末になると、収穫した野菜の彩りも多彩になります。
この時期、私にとって待ち遠しい野菜の一つはモロヘイヤです。
モロヘイヤは、気温が高くなってくると、どんどん成長しますが、今年はぐずついた天気が続いたために、いつもの年よりも成長が遅れ気味でした。最近ようやく収穫できるほどの草丈になりました。
モロヘイヤは、原産地がエジプトで、アラビア語で「王様の食べる野菜」という意味だそうです。王様の難病が、モロヘイヤのスープで治った、という伝説に由来するとのこと。
クレオパトラも好んで食べたとか?
こんな話しが伝わるほどに、モロヘイヤはビタミンやミネラルを豊富に含んだ、栄養価の高い人気上昇中の野菜なのです。
ねばねば系の野菜に目がない私にとって、モロヘイヤは夏に欠かすことのできない一品です。
茹でたり、炒めたり、スープにしたり、どんな調理法でもおいしく食べられますが、私の夏の一押しは、稲庭うどんと一緒にズルズルと食べることです。
農作業で汗を流したあと、茹でたモロヘイヤをよく冷やし、これまたよく冷水にさらした稲庭うどんの上に載せ、冷たいたれにつけて、一気にのどに流し込みます。
稲庭うどんのつるつる、モロヘイヤのつるつる、つるつるの二乗によるのど越しのうまさは、なんともいえません。
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